発 行: 2024年3月
サ イ ズ: B5判
ページ数: カラー24ページ
監 修: 武蔵野大学経営学部特任教授・一橋大学名誉教授 山内弘隆
「電気事業の今」が分かる!
GX、原子力利活用、新たな電力市場や系統整備などの話題満載
難解な用語や最新のトピックを丁寧に解説
注目されるグリーントランスフォーメーション(GX)推進戦略。
GXに不可欠な電気事業のカーボンニュートラル化を進めるには、
電源の脱炭素化と電力の安定供給の両立が最重要課題です。
そのための新たな仕組みである容量市場、長期脱炭素電源オークションのほか、
予備電源制度、需給調整市場など、それぞれの役割に期待が寄せられています。
さらに、電気事業を展望すると、再エネの主力電源化、カーボンプライシング、
内外無差別、分散型エネルギーリソース、広域系統整備などは喫緊の課題です。
2024年は電力システム改革の検証や次期エネルギ―基本計画の検討が本格化します。
エネルギー危機などを経た現在、電気事業の新たな姿を展望するため、
専門的で難しい用語や注目の最新トピックなど、この一冊で徹底解説します。
目 次
【巻頭】最近の電気事業の動向を「すごろく」仕立てで解説
【第1章 電源の脱炭素化と安定供給の両立】
GX推進戦略の取り組み、長期脱炭素電源オークションと予備電源制度
原子力の利活用・廃炉と将来の原子力開発、電気事業のカーボンニュートラル
【Special】原子力発電所の稼働状況
再生可能エネルギーの主力電源化
【第2章 電力市場の現在・未来】
電力市場の全体像、需給調整市場が全面展開へ
【Special】ERAB、系統蓄電池ビジネス
「内外無差別」が進む電力卸売り
注目される「前日同時市場」とは? 電気料金の動向
【Special】始動したカーボン・クレジット市場
【第3章 次世代電力ネットワークの形】
レベニューキャップと発電側課金
「マスタープラン」に基づく広域系統整備へ、再エネの受け皿拡大へ
【Special】電力データ活用が本格化
【巻末】電気事業を年表で振り返る・これからどうなる? 監修者から