電力系統はフロンティア――電気新聞の連載、待望の書籍化
分散型エネルギー資源(DER)を中心に「次世代系統」へとダイナミックな変貌を遂げている「電力系統」。日本そして世界の実例を元に、その現在と将来展望を実務経験豊富な懇話会メンバーが論じました。
現在の日本の電力系統をめぐるトレンドを「8つのD」から紐解き、「広域化する基幹系統」「分散化する需要地系統」「システム運用に必要な調整力のあり方」という視点でまとめています。
電力系統形成の歴史から今後の展望まで、現在、「電力系統」にかかわるすべての人に読んでいただきたい内容に仕上がっています。
※本書は、2021年10月1日付から2022年2月10日付にかけて電気新聞に連載した「電力系統創新覧古」を改題し、加筆・修正のうえ再構成しました。
『電力系統進化論』
著者:山口 博 次世代系統懇話会
判型:新書判
ページ数:272ページ
ISBN:978-4-910909-09-7
発行:2023年11月
【目次】
はじめに――横山明彦
プロローグ
第一章 メガトレンド・8つのD
第二章 次世代系統の方向
幕 間 日本の基幹系統構築を振り返る
第三章 広域化する基幹系統
第四章 分散化する需要地系統
第五章 新たな協調の形とリスク対応
―最適システム運用に必要な調整力のあり方とは―
エピローグ
あとがき――山口博