にっぽん電化史3 未来へ紡ぐ電化史

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発 行: 2015年3月
著 者: 都市と電化研究会(橋爪紳也、加治木紳哉、西村陽)
サイズ: 新書判
ページ数: 252ページ
ISBN:978-4-905217-43-5

 家電産業「再生と復活のヒント」を探る

 独創的な製品を次々に生み出した戦後日本の家電産業の躍進は、同じ時代を過ごした日本人の誇りでもありました。しかし、輝かしい時代も過去となり、グローバル化の進展とともに、日本を代表する電機メーカーが苦境にあえぐ姿に、失意を共有する人も多いことでしょう。

 大きな転換期を迎えている日本の家電産業は再生できるのでしょうか。執筆陣は、再生と復活のヒントを歴史の中に求めて、戦後日本の「電化史」を丹念に振り返りながら、電化がもたらしたライフスタイルの変貌、文化的・社会的な価値観の変化をも描き出します。

 本編に登場する電化製品は、温水洗浄便座や日本語ワープロ、マッサージチェアーなど盛りだくさん。これらの独創的な製品開発には日本独自の文化も寄与したと評価します。

 過去のダイナミックなアイデアやチャレンジ精神が感じられ、家電産業の復活を応援したくなる一冊。本書は「にっぽん電化史」シリーズの第3弾。電気新聞紙上に2012年12月から2014年7月まで連載されたものを改稿、対談企画を加えて書籍化しました。

目次
第1章 戦後日本の電化
第2章 生活と産業の電化
第3章 <対談>にっぽんの家電は何をめざすのか
第4章 にっぽん電化の未来へ


著者紹介
橋爪 紳也氏(はしづめ・しんや)
 大阪府立大学21世紀科学研究機構特別教授、大阪府立大学観光産業戦略研究所長。都市と電化研究会代表。都市計画学・建築史学・都市文化論専攻。工学博士。
加治木 紳哉氏(かじき・しんや)
 東京大学公共政策大学院特任研究員。専門分野は科学史、技術史、科学技術社会論。学術博士。
西村 陽氏(にしむら・きよし)
 早稲田大学先進グリッド研究所教授、公益事業学会理事。

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